金価格急落！その理由は？

先週末、右肩上がりだった金価格が急落しました。
その影響で、本日月曜日の金の価格はとんでもない下げ幅で下落してしまいました。

先週金曜日と比較して1gで300円近く値が下がりました。

ちょうど全世界の株式市場で株価が記録的な下げ幅で急落していて、通常の場合安全資産の金に資金が移動するのが定石だったのですが、
その金まで急落してしまい、何故だろうと思っていました。

そう思っていた時に、興味深い記事を見つけました。

実はこうした現象は世界同時金融危機の際にも観測されている。世界同時金融危機の際は、初期段階では金は安全資産として買われていた。しかし、株価がパニック的な急落を開始すると、株式市場などの損失を補填するために、金も売却されて急落したのである。これは、「有事」でも金は常に流動性を確保できる高い信頼性を有している結果であり、決して金の安全資産性が否定されている訳ではない。ただ、パニック状態に陥った際には、「安全資産」の金も売られることがある。

つまり、損失補填のために金が売却されたということのようです。確かに金は高値を維持していましたから、金を売却して利益を確定させて、

損失補てんに充てるというのは十分に考えられます。

逆を言えば、今回の世界同時株安で多くの投資家が損失を出したということなのでしょう。

投資というのはリスクを伴い、元本割れも起こりゆるものですから、安全に運用ということはそもそも無理なことなんだと思います。

投資は自己責任と言われる通りです。確実な儲けというのはありません。

常にリスクとの隣り合わせです。

ところで、日本政府は数年前から優遇措置などを行い国民に投資を呼び掛けています。

老後2000万円が不足するという問題も、本来国が年金として支給するべきものところを、

その役割を放棄して、国民自らが投資して運用して稼げと言わんばかりです。

しかし、今回のような事象も起きますから、特に投資の素人が運用して安定的に稼ぐというのはなかなか難しいでしょうね。

もちろん日本政府は補償なんかしてくれません。投資は自己責任ですから。

ただ、個人的には金価格はまた上昇し、最高値を更新すると思っていますので、

急落した今のうちに金を買っておくのもありだと思います。

もちろん、自己責任ですが…