かなりの円安に振れてきています
先週月曜日から急に円安ドル高に為替相場が動きました。金曜日は反発して円高になったものの、円安傾向は変わらないと思います。
新型肺炎が日本と韓国やイランなど中国以外でも拡大している。米債券市場では相対的に安全な資産である米国債が買われた。長期金利の指標である10年物国債利回りは5カ月半ぶりの水準に低下し、超長期債の30年債利回りは過去最低を更新した。日米金利差が縮小するとの見方も円買い・ドル売りを促した。
原因は新型コロナウイルスによる感染者が増加したことによって、日本円を隠避する方向に市場心理が向いたのだと思います。
日本は現在中国に続いて新型コロナウィルスの感染者数2位という不名誉な結果です。
これはひとえに、中国の春節の時期より前に中国で新型コロナウィルスの大流行ということを知りながら、
中国からの旅行者を何も制限なく受け入れた結果だと思います。
しかも、日本は今でも中国全土の渡航は禁止していません。中国全土で新型コロナウィルス感染症患者が出ているにもかかわらずです。
まぁ、もう日本で存分に感染者が広がっていて手遅れと言われればそれまでですけど…
また、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗員乗客に対する検疫対応に様々な問題があり、
世界から批判を浴びているのも大きいです。
そんな日本の態度に市場が嫌気を差した結果の円安だと私は思っています。
今後の為替予想としては、当面は円安傾向で1ドル115円ぐらいまで行くかもしれません。
ただ、アメリカで新型コロナウィルスへの感染者が多数報告されるようになれば、円高に戻るような気がします。
私としては、メキシコペソが高値を付けてくれればそれでいいのです。
でも、フィリピンペソは安値を付けてください(切実)。