失業保険をもらっていました(1)
昨年は7ヶ月間、日本と南国との間を毎月往復していました。
3週間南国でビザの手続きも含め滞在、1週間日本での手続きのために帰国。これを繰り返していました。
何故かと言うと、失業保険をもらうためだったんですね。
失業保険でもらえる金額の合計と、その間に南国へ往復する交通費や滞在する生活費を比較したところ、
なんと毎月帰国して失業保険を貰う方が黒字だったのです。
これには私もビックリしました。
それなら失業保険を貰わなきゃ損だと思って、
ビザの手続きの合間に帰国して失業認定の手続きをして、終わったらまた出国していました。
これはすごく忙しかったです。毎月行って帰ってですから。
そのおかげ飛行機に乗る回数が格段に多くなりました。
空港の航空会社のカウンターに毎月行くので、ただでさえ目立つ見た目(男の娘)もあって、
スタッフさん複数に完全に顔を覚えられてしまいました。良いのか悪いのか。
帰国時の手続きですが、私の場合は帰国した日の翌日の朝に日本の実家に戻れるのですが、
その日のうちに職業安定所(職安)に行きます。求職活動の実績を作るためです。
そして、その数日後にもう一度職安に行き失業認定を受けます。
失業保険受給の手続きを経験したことがある人はわかると思いますが、
失業保険を貰うためには失業認定日に必ず職安に出頭して失業認定を受けないといけません。
そして、失業認定日と次の失業認定日の前日までの間に2回求職活動をしないといけません。
1回は失業認定の時に職安の職員と話をするのですが、これは職業相談にカウントできます。
問題は、失業認定とは別の日に職安で求人票を見て職員と相談したりといった求職活動をしないといけないのです。
このように、失業保険は離職票を渡したらすんなりともらえるものではありません。
ところで、求職の申し込みをした日から数えて初めの7日間は待機期間として、何ももらえない日が入ります。
そして7日後を基準日にして、職安が指定する失業認定日の前日までの日数分の失業保険(基本28日分)が手に入ります。
失業保険のもらえる日数は決まっていて、私の場合は120日という計算になりました。
なお、私のように自己都合で失業した人は、基準日からさらに2ヶ月間待機期間が続きます。
つまり失業の申し込みをしてから2ヶ月と7日間、何も貰えないけど
職安職員から指定される通りに職安に通って求職活動をしないといけません。
そのため、私は2ヶ月7日無報酬で求職活動をしながら失業認定を受け続けていました。
具体的なものはまた次回。