FXでのスワップポイント収入について(1)
今年の4月から、私はFXの口座で外貨を購入し保有を続けています。
この時にFX会社から付与されるものがスワップポイントです。
スワップポイントは、国同士の政策金利の差から生じるものなのですが、
ややこしい説明は省いて簡単に言うと、銀行にお金を預けて付いてくる利子のようなものです。
FXの場合、これがFX会社の営業日に毎日付与されます。
FX会社は土日がお休みで、外貨取引もされないのですが、
スワップポイントは特定の曜日だけ土日分を合わせて3倍になって付与されます。
祝日の場合も同じような扱いで、日本または外国の祝日に合わせてスワップポイントがもらえない日と、
祝日の分だけまとめてスワップポイントをもらえる日があったりします。
平均すると、毎日もらえていることになります。
額は1万通貨を1単位として計算され、保有している外貨の種類、そしてFX会社によって変わってきます。
FX会社の中でも、特定の通貨ではスワップポイントを多く付与する等の特徴があります。
また、外貨を購入する買いポジション(いわゆるロング)と、外貨を売却する売りポジション(いわゆるショート)で
スワップポイントに差があるFX会社も多いのです。
買いポジション(ロング)の場合はスワップはプラスになるのですが、売りポジション(ショート)の場合はスワップがマイナスになり、
スワップポイント分ずつ預けているお金が毎日減っていきます。
ところでこのスワップポイントは、通貨によって相当差があります。
日本円は金利がものすごく少ないですね。現在0.1%です。100万円以上預けても利子が数百円というのはよく聞く話です。
しかし、日本円で高い金利の国の通貨を買えば、金利差が大きくなるためにたくさんのスワップポイントがもらえます。
逆に、ユーロのように金利がゼロの通貨を買うと、スワップポイントはマイナスになってしまいます。
ただし、金利が高い国というのはそれなりに訳アリだったりします。
表向きは外国から投資を呼び込むためだとか言われていますが、
例えば、インフレ率が高いとか、通貨の価格が安定しないとか、ここ数年で大幅に貨幣価値が下がっていたりとか…
貨幣価値が下がるということは、含み損が発生するということです。
たくさんスワップポイントをもらえても、その外貨を売却したら日本円があまり戻ってこなくて、
通算すると損してしまうという結果になることもあります。
また、いくら金利が高くてもFX会社がその国の通貨を扱っていないと買えません。
当たり前の話ですね。(汗)
さてさて、次回ではFX会社で取り扱っている金利の高い国の通貨を紹介します。