FXでのスワップポイント収入について(3)
前回も書きましたが、政策金利が高くされているのは訳アリだからです。
トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソの3通貨とも、年々貨幣価値が下がっています。
特にトルコリラの下落率は目を覆いたくなるぐらいひどいのです。
データでは15年で1/4以下になっていますし、特に最近は地政学的な理由も絡んでいて、
3月末に1リラ20円台だったのですが、5月上旬で18円台と大幅に(1割も)価値が下落しました。
このままではトルコリラという通貨自体が廃止されるんじゃないかと勘ぐってしまいます。
こんな状況では、いくら金利が24%でもトルコリラは買いたくないなって思ってしまいます。
南アフリカランドも、時々価格が乱高下しますし、どんどん価格が下がっています。
最近こそ何とか今の価格あたりが底値として上下していますが、
長期的に見ると、価格の下落の形がトルコリラに似ています。
現在南アフリカランドで外貨預金の定期預金を組んでも、
引き出すころには金利がたくさんついても価格自体が下落して、トータルでマイナスになっていることも。
うまく価格の乱高下の波に乗られればいいんですが、中々難しく、売却のタイミングを待つ根気も必要です。
そんな中でも、私は約1年間かけて外国為替をコツコツ勉強して、FXで高金利通貨を買うことを決断したのでした。
買っている外貨はメキシコペソです。
理由は、メキシコペソなら他の高金利通貨に比べ危険性が低く大丈夫そうだと踏んだからです。
で、4月1日にメキシコペソを購入して1か月経過しましたが、今のところ安定してスワップポイントが手に入っています。
もちろん、メキシコペソも長期的に見て下落しているのですが、トルコリラより断然緩いですし、
その他の条件がメキシコはトルコや南アフリカより良いのです。
その他の条件については、また次回書きます。